

クリエイティブのプロフェッショナルにとって、優れた色精度のディスプレイを使い、制作過程全体で同じ色味で制作することは、非常に重要です。制作現場では、毎回、色を設定し直している暇はなく、最初から最後まで徹底したカラーマネジメントが必要です。複数の拠点で働くチームメンバーが仮想化環境で制作するにも、デバイスやアプリに依存することなく常に信頼できる色再現性の確保が大切です。モニターの表示色を印刷物やウェブなどの最終製品の色に一致させるのは、どのクリエイターにも共通の事項です。Wacom Cintiq Pro 27なら、制作の要であるカラーマッチングに配慮したワークフローを構築できます。
写真やイラスト、映像制作、デザインなどのクリエイターにとって、納得のいく作品を効率よく制作し仕上げていく上で、また疲れ目を防ぐ意味でも、高品質のディスプレイは欠かせません。ここでは、Wacom Cintiq Pro 27の画期的な性能を紹介します。
10 bitカラー(1024階調)
Wacom Cintiq Pro 27は色深度10 bit(1024階調)を持ち、対応した環境の場合、最大表示色は10億色以上です。8 bit 1600万色から飛躍的に進化しています。 色深度が高いほど奥行きが出て、色遷移や混色が滑らかになるので、10 bitカラーは数多くのワークフローで役立ちます。
sRGB / Rec 709カバー率 100%
sRGBとRec 709はAdobe RGBに比べると狭い色域ですが、ウェブコンテンツや放送コンテンツの制作のスタンダードです。
Adobe RGBカバー率 99%
Wacom Cintiq Pro 27 は、グラフィックデザインやイラスト制作で一般的なAdobe RGBのほぼ全域をカバーしています。
DCI-P3 カバー率 98%
Wacom Cintiq Pro 27は、デジタルシネマ標準の色域であるDCI-P3の全域に近い98%をカバーしています。
製品出荷時の色校正
Rec. 2020、EBU、SMPTE-C に対応したモード、またHDRコンテンツ視聴用のPQモード(DCI、 Rec.2100)やHLGモード (Rec.2100)が用意されています。
ΔE2未満の高い色精度
ΔEが低いディスプレイは、歪みが無く正確な色を表示し、カラーキャリブレーションをしたディスプレイとの色の差がありません。工場出荷時に色差をΔE2未満に校正されているので、精密なカラーマネジメントを適用したディスプレイに比べても遜色はありません。制作用と監修用に二台のモニターを使い分けているプロフェッショナルにとっては、高精密で安定した色再現性は大きなポイントとなります。
グラフィックスやパッケージ、ブランドファッション、工業デザインなどのクリエイティブの世界で、標準の色見本として長く使われたきたパントンマッチングシステム(PMS)。Wacom Cintiq Pro 27はPantone 認証と肌色見本の Pantone SkinToneの認証を取得しています。
Wacom Cintiq Pro 27は製品自体に高い色表示性能を備えていますが、色校正のためWacom Color Manager(別売)を使うこともできます。製品を買い替えるときまで、高い色精度を管理することができます。
キャリブレーションとは、専用のセンサー(測色計)を使ってモニターの表示特性を指定された目標値に合わせて調整することです。Wacom® Color Manager Powered by X-Riteを使えば、複雑で分かりにくいカラーマネジメントの問題が一気に解消します。ディスプレイの色と作品で表現したい色を意図したとおりに再現され、どのデバイスでも忠実に映し出します。
ADCにより効率的に色管理できるため、ハードウェア調整の人為的エラーを減らし、カラーキャリブレーションのプロセスを大幅にスピードアップできます。Cintiq Proなら、通常の半分の時間でキャリブレーションできます。
LUT(ルックアップテーブル)を内蔵。色の目標値を指定してCintiq Proをキャリブレーション、プロファイルをハードウェアに書き込むことができます。そのため、パソコンを入れ替えても再度キャリブレーションする必要がなく液晶ペンタブレットを使うことができます。
最大表示解像度4Kに対応し、細部にこだわって作品を編集したい写真家や動画編集者のニーズに応えます。
高いペン追従性と視差をほぼ感じないのディスプレイは自然に描き続けられます。優れた視野角と高い色再現性を持つ広色域IPSパネルは、没頭感のある制作が可能に。また、仕事の後の気晴らしにゲームをするのにも適した液晶です。
最大輝度400 cd / m2は、作品を高精細で色鮮やかに映し出します。
HLG(ハイブリッドログガンマ)方式とPQ(知覚量子化)方式対応。HDR(ハイダイナミックレンジ)の動画コンテンツの編集に最適です。
DCI-P3及び Rec.DCI-P3やRec.2100に対応したプリセットを使って、適切な色域やガンマ値で制作。HDRコンテンツ視聴用にPQモード(DCIと Rec.2100)やHLGモード (Rec.2100)が用意されています。
アンチグレア加工ディスプレイは、紙のような程よい摩擦の自然な描き味。高光沢ディスプレイにあるようなカラー値の誤認や照明の映り込みを抑えたマット仕上げで、本来の色味をより忠実に再現し、簡単に色合わせができ、スムーズな制作が行えます。
プロフェッショナルの声を反映し、デザイン、設計機構を磨き上げて造られた、進化したWacom Cintiq Pro 27。洗練されたデザインと直感的な操作感はクリエイターの創造力を羽ばたかせ、没入感のある制作環境を実現します。ワコム史上最高のこだわりを結集した液晶ペンタブレットです。
このプロ向けのカラーマネジメントで、色合わせを勘に頼ることなく、忠実な色再現できる環境を用意することができます。ディスプレイ表示と完成作品の色を高い精度で再現します。
キーボードや資料を設置できる拡張テーブル*は、その他のアクセサリを取り付けられる1/4インチネジ(UNC)穴を搭載。ペントレイやカメラ**、マイク**、LED照明**など、個々のワークスペースに必要な機材を追加可能。
Wacom Cintiq Pro 27 Extension Table – 今すぐ購入 ::before ::after
専用スタンドWacom Cintiq Pro 27 Stand*は、高さや角度をすばやく調整し、ディスプレイ回転に対応した取り回しの良いデザイン。左右20°までスムーズに回転でき、自然な姿勢で理想の線を描画できます。さらに、VESAマウント規格(100 x 100mm)にも対応し、サードパーティ製モニターアーム*を使った様々な姿勢での制作をサポート。
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*別売
**ディスプレイを縦向きに利用したい場合は、モニターアームをご利用ください。
ワコムではその企業理念として、人々がテクノロジーを自然に利用できるようなインタフェースを提供することで、人とテクノロジーの架け橋となることを追求しています。この理念のもとに、ワコムはインタラクティブに使用できるペンタブレットや液晶ペンタブレット、デジタルペン、電子サインの保存・処理ソリューションの分野を世界的にリードするメーカーとなっています。ワコムの直感的に使用できる入力デバイスの高度なテクノロジーは、今最も注目されるデジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、デザインなどの制作において世界中で使われています。また、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンでユーザーの個性を表現するための最先端インターフェース技術を提供しています。ワコムは1983年に日本で創業されて以来(東証1部:コード 6727)、世界的に事業を展開するメーカーとして成長してまいりました。現在、150ヶ国以上における製品の販売や流通を支えるために世界各地に子会社や関連会社を設けています。