金融業は、プロセスの合理化を望んでいます。その一方で、重要な契約を銀行の窓口で行う際には、顧客が好む手書きによる手続きを変えたくないとも考えています。ワコムのソリューションでは、以下の方法でこれを可能にしています。

• 従来のペンと紙によるサインを正確に再現しながら、これを完全にデジタル化するプロセスを導入します。
• 紙を印刷、スキャン、回収する手間を省くことにより、時間と用紙のコストを削減します。
• 銀行の窓口担当者の負担を軽減して、顧客に最高のサービスを提供することに集中できるようにします。

金融サービス企業は、顧客契約が法的拘束力を持っていることを確認し、詐欺師が詐欺を企てようとするのを防ぎ、犯行後に署名の異常を特定する必要があります。では、署名を偽造または偽装しようとしている人をリアルタイムで見分けたり、本物の中から偽物の署名を見つけ出したりするにはどうすればいいのでしょうか？

Wacom Ink SDK for verificationにより、銀行員は顧客の身元をリアルタイムで確認できます。また、不正防止チームによる調査中に、時間をかけて署名の異常を見つけ出すこともできます。

具体的には、SDKは

• 新しいまたは疑わしい手書きの署名を、リアルタイムで、またはフォレンジック検査プロセスの一部として、既知の本物の例と比較します。
• サインの真偽を即座に通知します。
• セキュアかつ正確でコスト効率の高いソリューションです。
• サインデータを一切保管しないため、コンプライアンス上の問題が発生しません。

ワコムのソリューションを使用すると、保険契約においてサインが必要な場合に、以下を実現できるようになります。

• ワコムの液晶サインタブレットをノートパソコンに接続して使用すると、時間のかかる紙の書類によるプロセスをデジタル化できます。
• 代理人が画面上でお客様と保険契約情報を共有し、お客様に説明しながら契約の手続きを完了できるようにします。
• より直感的なデジタルフォームにより、画面上で直接電子サインを入力できるため、特に契約の際などに紙に書くように作業できます。
• デジタルインクを使用して注釈を付けたりサインしたりできる、わかりやすい全体表示が可能な文書を提供します。

保険の補償範囲の手配など、対面での重要なやり取りにおいては、使用するテクノロジー自体が障壁にならないようにする必要があります。ワコムのソリューションでは、次の方法でこれを解決します。

• 代理人がコンピュータ画面でお客様と保険契約情報を共有し、お客様を申し込み、承認、または請求のプロセスに案内できるようにします。
• ワコムの液晶サインタブレットや液晶ペンタブレットに表示される電子サインボックスを提供して、お客様が紙にペンで書くかのように、修正箇所や依頼された補償範囲の変更に直接サインできるようにします。
• 従来と同じ方法でありながら効率的なやり取りを実現するデジタル化によって、顧客満足度を最大化させます。