デジタルインク向けのソフトウェア開発キット
Wacom Ink SDKs
Digital ink app creation
ドキュメントワークフロー内で電子サインおよびフォーム処理機能をすぐに使用できます。
Wacom Ink SDKおよびサービスを使用すると、既存のアプリにデジタルインク機能を追加したり、まったく新しい機能をデザインしたりできます。どちらを行っても、メリットは同じです。
- リスク削減: 電子ペンテクノロジーの世界的なマーケットリーダーが開発した実績のあるテクノロジーを使用できます。
- 開発期間や市場投入期間が短縮: 一度の開発で、任意のデバイスまたはプラットフォームのアプリケーションにデジタルインクを追加できます。
- コスト低下: 作業労力の軽減により開発期間を短縮できるため、デジタルインク機能を使用したアプリケーションの拡張や構築にかかるコストは、予想よりもはるかに低くなります。
どのようなアイデアのアプリでも、テストおよび実証済みのWacom Ink SDKやサービスを使用することにより、すばやく容易に創造することができます。さらに、無料の評価版を今すぐダウンロードし、アプリの商品化までは無償でご利用いただけます。
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Wacom Ink SDK for signature
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Wacom Ink SDK for verification
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Wacom Ink SDK for multi-display
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Wacom Ink SDK for devices
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WILL™ SDK for ink
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Wacom Device Kit
Wacom Ink SDK for signature
Wacom Ink SDK for signatureを使用すると、ワコムの液晶サインタブレットや液晶ペンタブレットをサポートするアプリケーションを作成することができます。これにより、ユーザーは金融サービス、窓口でのお取引、その他幅広いシーンでサインをきれいに取り込み、表示することができます。
Wacom Ink SDK for signatureをワコムの液晶サインタブレットと組み合わせて使用すれば、何十万件ものやり取りを行った後でも、テキストと画像を画面上にはっきりと表示させることができます。
また、Wacom Ink SDK for signatureでは、以下の場合に必要なツールもすべて提供しています。
- ワコムSTUシリーズの液晶ペンタブレット、ペンタブレット、Windows、iOS、またはAndroid搭載モバイルデバイス上でアプリケーションを使用して手書きの電子サインを取り込む場合
- ドキュメント内でデジタルインクを自動レンダリングする場合
- 取り込んだ電子サインをあらゆるドキュメントワークフローに容易に統合する場合
- ダイアログボックスを使用して筆跡情報を含む電子サインデータを取り込み、まったく新しい用途向けに幅広く利用する場合
Wacom Ink SDK for verification
手書きの電子サインは、教育分野から金融に至るまで、多くの業務部門のワークフローにおいて非常に重要です。Wacom Ink SDK for verificationを液晶ペンタブレットやタブレットと組み合わせたソフトウェアツールセットを使用すると、業務において目視で確認するよりも簡単かつ正確にサインの真正性を検証できるようになります。
SDKには検証エンジンが搭載されており、動的(筆圧・スピードなど)と静的(画像ベース)という2つパターンに対応しています。これは、単一の製品内で2種類のサイン検証方式を使用できる初のソリューションです。これらの方式は個別に、または組み合わせて使用することができます。
他のソリューションとは異なり、SDKは以下を提供します:
- サインファイルを保管するためのCRMシステムなどの各種のアプリケーションや、手書きの電子サインをISO形式でキャプチャすることが可能なハードウェアと互換性があります。
- お客様自身のサーバーにインストールできます。
- キャプチャしたサインやデータはお客様のサーバーに保管されるため、潜在的なコンプライアンスリスクやデータプライバシーの問題も発生しません。
Wacom Ink SDK for multi-display
Wacom Ink SDK for multi-displayをワコムの液晶ペンタブレットと組み合わせて使用すると、顧客の満足度や従業員の生産性を損なうことなく、両者が最も安全かつ効率的な方法でデジタル帳票を共有できます。
- SDKを使えば、マウス制御を共有せずにコンピュータとワコムの液晶ペンタブレット上で帳票を同時に操作することが可能です。
- 店員は、液晶ペンタブレット上に表示されたコンテンツをコンピュータからコントロールできます。お客様は、デバイスに応じてデジタルペンまたはタッチ操作で帳票の確認やサインを行えます。
また、お客様が使用していない場合は、液晶ペンタブレット上に広告や特別オファーといった別のコンテンツを表示させることが可能です。
Wacom Ink SDK for multi-displayの特長を詳しくご確認いただけます。
Wacom Ink SDK for devices
Wacom Ink SDK for devicesを使用すると、ワコムハードウェアとサードパーティ製インクデバイスをアプリケーションに統合することができます。Common Device Library(CDL)SDKは現在、ワコムスマートパッド(Folio、Slate、Clipboard)、Intuos Pro Paper Edition、およびiPad ProのApple Pencilをサポートしています。今後のリリースでは、追加のワコムデバイスやその他のベンダーのインクデバイスもサポートされる予定です。また、デバイスに応じて、プラットフォーム固有のパッケージをiOS、Android、Windows、UWP/デスクトップ、Webで利用することもできます。その他のワコムデバイスのサポートは、無料のWacom Device Kitで提供しています。
Wacom Ink SDK for devicesに含まれているCommon Device Library(CDL)SDKは、単一のライブラリとして設計されており、ワコムデバイスやサードパーティ製デバイスを介してさまざまなタイプのペンまたはタッチ入力を処理することができます。これには次のようなメリットがあります。
- 1つのライブラリを統合するだけで複数の ペン入力デバイスをサポートできるため、開発者の実装時の労力が軽減
- 高い柔軟性により、ご使用のアプリケーションでワコム以外のデバイスをサポート可能
- WILL™を最大限に利用できる高い自由度により、元データを内部/バックエンド用にすることなく、デバイスからRAWデータを受信して高品質のフロントエンドとUIを提供
- WILL™テクノロジーのスムーズな統合により、ワコムのデジタルインクエコシステムに容易にアクセス可能
Wacom Ink SDK for devices の特長を詳しくご確認いただけます。
WILL™ SDK for ink
WILL™ SDK for inkを使用すると、ペンの入力データを取得してすべてのストロークを美しいデジタルインクで描画したり、優れたプレミアムデジタルインク機能をアプリケーションに組み込んだりできるようになります。また、インク内容をWILL™ファイル形式(.will)で保存したり、アプリケーションやプラットフォーム間でやり取りすることも可能です。
WILL™はさまざまな入力テクノロジーをサポートしており、次のモジュールを通じて最も魅力的な最高品質のデジタルインク出力を生成します。
- ペンの動きや筆圧など、それぞれの入力タイプに固有の特徴を反映したパス生成およびスムージング
- 高度なリアルタイムストロークレンダリング機能を提供するラスタライザ
- WILL™ストローク数学モデルを利用した操作サポート編集機能
- WILL™ストロークデータのエンコードおよびデコードを行うシリアル変換エンコード
WILL™ SDK for inkでは、iOS、Android、Windows UWP、およびWebに対応したプラットフォーム固有のパッケージも提供しています。
WILL™ SDK for inkの特長を詳しくご確認いただけます。
Wacom Device Kit
Wacom Device Kitは、ご使用のアプリケーションにワコムデバイスを組み込む場合に必要な、ペンの位置、筆圧、およびタイミングのデータを提供します。このキットは次の5つの要素で構成されます。
STU SDK
WindowsおよびLinuxプラットフォーム上のすべてのSTUシリーズサインタブレットからペンデータを取得できる入力ライブラリ。
Bluetooth Stylus SDK
この入力SDKを使用すると、スタイラスデバイスの検出と接続が可能になり、筆圧やボタン状態の生データも受信できるようになります。また、タッチリジェクションを有効にする機能も含まれているため、デジタルキャンバスを有効利用して、手書き文字を自然な位置に保つことができます。
このSDKでは、次のスタイラス製品がサポートされています。
- Intuos® Creative Stylus
- Intuos® Creative Stylus 2
- Bamboo Stylus fineline
- Bamboo Fineline 2
- Bamboo Fineline
Wintab API
ワコムタブレットやWindowsまたはMacOS X搭載の液晶ペンタブレットからデータを取得するための入力API。互換タブレットには以下が含まれます。
- ワコム液晶ペンタブレット
- ワコムペンタブレット
Wacom Digitizer Pen for Android API
ペンテクノロジーをAndroid上で動作するアプリケーションに統合するための入力API。
Feel Multi-touch API
これらのAPIを使用すると、ワコムタッチタブレットの強力な指検出機能や位置特定機能を活用したアプリケーションを構築できます。この連続的に収集した指情報を使用すると、カスタムジェスチャーや画面上での直接操作など、独自のアプリケーション機能を作成することができます。
無料のWacom Device Kitを今すぐダウンロード
すべての技術情報およびダウンロード手順については、ワコムのウェブサイト開発者向けドキュメントを参照してください。
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