ペン対応モバイル機器は、さまざまな組織において標準的なビジネスツールとなっています。特に現場のスタッフやその顧客からは、書類への記入、文書への注釈入れ、書類へのサインをデジタルで行えることが評価されています。これらのデジタルドキュメントワークフローを使用すれば、誰もが使い慣れた方法を維持しながら、組織におけるプロセスの効率性を高めることができます。
WILL™ SDK for signatureを使用すると、手書きで文字を入力できるデジタルペンの機能を、iOS、Android、またはWindowsを搭載した任意のペン対応モバイル機器に容易に統合することができます。ワコムのスタイラスペンを使用すると、サービスや保守の担当者、保険外交員など、仕事上移動の多い従業員がこれらの機器で容易にデータを入力し、顧客の意思確認のサインを取り込むことができます。
WILL™ SDK for signature
WILL™ SDK for signatureを使用すると、サポートされた任意のペン対応モバイル機器上に署名をきれいに取り込み、表示することができます。これは、金融サービス、法務プロセス、販売取引、およびその他多くの幅広いシーンで活用できます。
また、WILL™ SDK for signatureにはSignature Library Liteも含まれています。ワコムデバイスの基本的な電子サイン機能を必要とするお客様は無償でアクセスすることができます。
WILL™ SDK for signatureでは、次のようなケースに対応する各種ツールを提供しています。
- 生体情報を含む手書きの電子サインをワコムSTUシリーズ、液晶ペンタブレット、およびWindows、iOS、またはAndroid搭載モバイル機器のアプリケーションに取り込む場合
- あらゆる文書内で、電子ペンでの入力に基づいた精細なデジタルインクを正確にレンダリングする場合
- 電子サインの取り込み機能をすべてのドキュメントワークフローにすばやく統合する場合
- さまざまな新しい用途に活用可能な生体情報を含む完全な電子サインデータをダイアログボックスを使用して取り込む場合
WILL™ SDK for signatureは、アプリを商用リリースできる段階になるまで無償でご利用いただけます。商用ライセンスは、この段階で購入する必要があります。
Signature Library Lite
Signature Library Liteを使用すると、生体情報を含む手書きの電子サインをワコムの液晶サインタブレット、ペンタブレット、または液晶ペンタブレットのいずれかでキャプチャすることができます。このSDKはスムーズにご使用の環境に統合することができ、デジタルインクの自動レンダリング、ダイアログボックスの表示、生体サインデータのキャプチャが可能になります。
有料のWILL™ SDK for signature商用版に含まれているSignature Library Liteは、別途無料でご利用いただけますが、次の制限が適用されます。
- ワコムデバイスのみで使用できます。
- ソフトウェアアップデートは提供されません。
- ISO認証に基づく署名検証サポートなどの高度な機能は含まれていません。
WILL™ SDK for signatureまたはSignature Library Liteの詳細およびダウンロードについては、こちらをご覧ください。