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2019/09/05

独創性豊かな「教育向けアプリ」の開発コンテストを開催

株式会社ワコムは、「EdTech(エドテック)※1の進化を、デジタルインクで加速しよう」をテーマに、 独創性に富んだ教育向けアプリの開発を促進する「インカソン™(Inkathon™)」を、下記要領にて開催します。 

まず9月17日に、東京(千代田区・紀尾井コンファレンス)に開発者たちが集まり、「ミートアップ(説明会)」が行われます。ここでは、ワコムの提供するデジタルインク技術WILL™の技術的説明に加え、EdTech推進に意欲的に取り組んでいる佐藤昌 宏教授(デジタルハリウッド大学 大学院、さ とう・まさひろ)、髙橋一也教頭(工学院大 学附属中学校・高等学校、たかはし・かず や)、榎本大貴氏(LITALICO、えのもと・だいき)などから、教育現場における課題について、さらに、社長兼CEOの井出信孝(いで・のぶたか)から、本年のインカソンに対する期待などをお話しする予定です。※1 EdTech:教育×テクノロジー

学習において、ペンを使って記述する行為としての「手書き」は、内容の深い理解や記憶への定着を促進したり、創造性を高めるといった効果があるとされています。また、読み書きや綴りの学習、意味の理解や問題解決、芸術的・創造的な作業における質の向上にも寄与すると考えられており、手書き(ペン + インク)と教育は、不可分の関係にあるといえます。

ワコムの提供するデジタルインク技術WILL™を活用することで、デジタルインク(手書き)のメリットを生かした独創的な教育向けアプリの開発が期待できます。教師と生徒を双方向でつなぎ、共同作業や情報共有を可能にするとともに、学習プロセスの進化も可能となります。こうした領域を意図したアプリが登場することを期待しています。

<インカソン概要> 
■ 公式サイト: https://inkathon.bemyapp.com/jp 
■ テーマ: 「EdTech(教育×テクノロジー)の進化を、デジタルインクで加速しよう」 
■ 説明会: 9月17日(火) 午後2時~5時(予定) 
■ 主催:  株式会社ワコム 
■ 協賛:  米・マイクロソフト社、仏・ビック社 
■ 募集期間:  2019年10月15日まで 
■ 応募資格: WILL™のSDKを使ってデジタルインクや手書き入力を活かしたアプリを 開発していただけるスタートアップ企業およびアプリ開発協力企業、学生、 フリーランサー、意欲的なイノベーターのグループ  応募方法: https://inkathon.bemyapp.com/jp内より登録 

■ 審査方法:  応募者を対象にメンタリングなどを実施し、提出された試作アプリを審査 

◆10月中旬… 各グループより開発アプリを提出 
◆10月下旬… 事務局で審査の上、ファイナリスト数点を選出 
◆11月4日(月)… ファイナリストによるプレゼンテーションを、日本および アジア太平洋地域で最大のEdTechイベント 「Edvation × Summit 2019」 会場で実施

■ 賞金: 1位…12,000米ドル、 2位…8,000米ドル、 3位…5,000米ドル 

◆受賞アプリは、11月27日(水)にワコムが開催するデジタル文具市場の発展を促進するイベント 「コネクティド・インク東京」でも紹介

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インカソン™の由来 
「インカソン」は、「インク」と「ハッカソン(コンピュータ・プログラム等の開発、改良でアイデアや成果を競い合うもの)」を組み合わせた造語です。ワコムが提供するデジタインクの技術WILL™(Wacom Ink Layer Language)のソフトウェア開発キット(SDK)を使って、新たなインクアプリを開発いただき、優れたものは市場投入することも視野に入っています。

【ワコムについて】 
株式会社ワコム(東証一部: 6727)は、デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描(書)く」体験をお客様の様々な二ーズに合わせてお届けする、「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」です。ワコムのペンタブレット製品は、全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、マンガ家などのプロクリエイターから、趣味でイラストや写真加工を楽しまれる方まで幅広くご愛用いただいております。また、「書いて学ぶ」ことが欠かせない学校や塾など教育の現場、医療現場での電子カルテ等の記入、金融機関等での各種申込書、クレジットカードの電子サイン用にも、ワコムの製品は使用されています。さらには、オフィスや家庭で使われているデジタルペンを搭載したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにもワコムのペン技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器に搭載いただいています。ワコムはこれからも、最先端技術との連携も視野に入れた新しいデジタルペンの体験と価値をお届けしてまいります。