株式会社ワコムは、株式会社NTTドコモ、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社と共同で開催した、富士通製タブレット「arrows Tab F-02K」向けの「インクアプリ」の開発コンテスト「インカソン with docomo and Fujitsu」において、下記のように受賞アプリを選出しました。
【受賞アプリ】 (※1 授賞式で贈呈/※2 最高500万円まで)
Grand Prize (賞金50万円※1およびアプリ開発支援金※2)
【アプリ名】 MONO/TONE(モノトーン) 【チーム名】 Project MONO/TONE
【概要】 スタイラスペンをアプリ上で「彫刻刀」のように駆使してレリーフ(浮彫細工)を手軽に作成、アクリル材などに2.5次元加工で出力することも可能なデジタル「ファブリケ―ション・ツール」
【受賞理由】 ペンとインクにおいて、「書(描)く」ことを超えた可能性を明示した。将来的にはVR(仮想現実)AR(拡張現実)も含め、幅広い応用が期待できる。
2nd Prize (賞金30万円※1 および アプリ開発支援金※2)
【アプリ名】 手書きジョルテ 【チーム名】 株式会社ジョルテ
【アプリ概要】 同社のスケジュールアプリ「ジョルテ」にWILL™の手書き入力機能を融合。日々のスケジュールを自由にペンで書きこんで、より直感的に管理できる。
【受賞理由】 手帳アプリのペン入力対応は、最も身近であり難易度も高いテーマ。これに真正面から取り組み、実用性の高いものへ漕ぎつけたことが評価された。
3rd Prize (賞金10万円※1 および アプリ開発支援金※2)
【アプリ名】 HiMAPEN 【チーム名】 サークル:SnowWhite
【アプリ概要】 タブレットとスタイラスペンを駆使して災害情報の収集をデジタル化。紙ベースで 行うのと比べて、情報公開までの一連のプロセスをスピード・品質の両面で向上させることが可能
【受賞理由】 用途を「災害対応」に絞り込み、現在の作業を細部まで分析し、「紙の地図とペン」で行われている内容を「タブレット+ペン+地図」という組み合わせで見事に置き換えた。
審査員特別賞 2点 (賞金10万円※1 および アプリ開発支援金※2)
【アプリ名】 mojirage 【チーム名】 ヘイキンジャー
【アプリ概要】 ユーザーの手書き文字を平均化し、個性を生かして整った文字にしてくれるアプリ
【受賞理由】 「テキストに変換したら、フォントは指定のものから選ぶ」という常識を覆し、自分の文字の形を生かしながら活字にできるという発想がユニーク。
【アプリ名】 案内状案内 【チーム名】 Teamジョルダン乗換案内
【アプリ概要】 こだわりの手書き案内状と、ルートナビを掛け合わせた、同社ならではのアプリ
【受賞理由】 地図上にペンで手描きした際、時間軸の情報を軌跡として表現できるユニークさが目を引いた。すぐにでもビジネス化できそうな完成度の高さも際立っていた。
本コンテストは去年11月に募集を始め、12月22日にキックオフイベントを開催しました。応募締め切りの今年2月13日までに、大学生から社会人までの24チーム(個人・団体)により、新しくユニークなインクアプリのアイデアが提出されました。
3月16日(金)に開催されたファイナルイベントでは、3組に分かれてプレゼンテーションにより競い合う「セミファイナルラウンド」を経て、これを勝ち抜いた10チームが、「ファイナルラウンド」に進出し、その中から5チームが選出されました。
ファイナルラウンドでは、フリージャーナリストの西田宗千佳氏をゲスト審査員にお迎えし、NTTドコモプロダクト部担当部長の前田正人氏、富士通コネクテッドテクノロジーズ執行役員の林田健氏、ワコム取締役EVPの井出信孝の4人で審査を行いました。受賞チームには前述のように賞金が贈呈されました。
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受賞アプリチームの代表者たち
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アプリのデモ展示会場の様子
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ファイナルラウンドのプレゼンテーション
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Grand Prizeを受賞したProject MONO/TONE
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【富士通製「arrows Tab F-02K」について】
「arrows Tab F-02K」は、4096段階の筆圧を感知し、繊細な線から力強い線まで表現することができるワコム製の高性能スタイラスペンを採用し、メモから本格的なイラストまで自由自在に手書きを楽しめるタブレットです。 このarrows スマートスタイラスペンと様々なアプリケーションやサービスを使いこなすことで、料理の写真と手書きのスケッチを織り交ぜたオリジナルのレシピを作ったり、手書きの味わいと質感を生かしたグリーティングカードやプレゼンテーション資料を作成するなど、様々に活用できます。
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「arrows Tab F-02K」 (2月23日より発売中)
【インカソン™の由来】
「インカソン」は、「インク」と「ハッカソン(コンピュータ・プログラム等の開発、改良でアイデアや成果を競い合うもの)」を組み合わせた造語です。ワコムが提供するデジタインクの技術WILL™(Wacom Ink Layer Language)のソフトウェア開発キット(SDK)を使って、新たなインクアプリを開発いただき、優れたものは市場投入することも視野に入っています。
「インカソン with docomo and Fujitsu」は、「arrows Tab F-02K」で使えるアプリケーションのさらなる充実を図り、手書きの楽しさ、便利さを広げたいという想いから、3社共同でコンテストを企画、開催いたしました。ここから生まれたアプリがGoogle Play™や「arrows Tab F-02K」に搭載されているInk Stationというランチャー(アプリ起動用アイコン)を通して提供されます。
【インカソン with docomo and Fujitsu の概要】
テーマ:「あなたの作ったアプリが暮らしを変える!ペンとインクを使ったアプリをマーケットに届けよう!」
主催:株式会社ワコム
協賛:株式会社NTTドコモ、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
応募資格:デジタルインク技術WILL™のSDKを使ってデジタルインクや手書き入力を活かしたAndroid TM 向けの新しいアプリを開発していただける方で、企業や団体、社会人や大学生・専門学生によって構成されたチーム、および個人(いずれも、18歳以上)。
【問合せ先】
株式会社ワコム 広報室 Tel:03-5337-6702